セルロースファイバー製造・施工 おうちのかなめ セルロースファイバー製造・施工 おうちのかなめ

セルロースファイバーの特徴

セルロースファイバーとは

セルロースファイバーは植物の細胞壁に含まれる主要な成分であるセルロースから作られた繊維状の材料を原料として作られた断熱材です。
天然素材から作られるので、環境に優しく、リサイクルも可能です。

断熱効果が高く建築物の壁、天井、床などの内部に充填することで、建物内部の温度を一定に保ちやすく、省エネ効果が期待できます。
また、断熱効果の他に、セルロースファイバーは防音・防虫・調湿などの効果もある優れた断熱材です。

セルロースファイバーの断熱性能

「セルロースファイバー」とは、新聞紙をほぐした紙の繊維でつくられる素材のことをいい、熱伝導率が低く高い断熱性能をもつ断熱材です。
断熱材の効果を図る熱の伝えやすさを表した値、U値(熱貫流率)やR値(熱抵抗)では、一般的に使われるグラスウールやウレタンフォームなどと比べて大差はありませんが、セルロースファイバーは断熱性能の他に数多くの機能を持っています。

代表的な断熱材のU値(熱貫流率)とR値(熱抵抗) ※100mmの厚みの場合の数値になります

  U値(熱貫流率) R値(熱抵抗)
セルロースファイバー 0.40W/m2・K 2.5m2・K/W
グラスウール16kg 0.45W/m2・K 2.2m2・K/W
高性能グラスウール16kg 0.38W/m2・K 2.6m2・K/W
硬質ウレタンフォーム 0.34W/m2・K 2.9m2・K/W

断熱性能以外の特徴

「セルロースファイバー」は断熱以外の特徴として「防音」「防虫」「調湿」「防火」などがあります。
また、自然素材のみを使用しているのでシックハウスの心配も少なく、環境にも優しい断熱材と言えます。

防音効果

セルロースファイバーを構成する繊維は、大小さまざまな太さの繊維が複雑に絡み合い小さな気泡がたくさんでき、この気泡にぶつかるたびに音は小さくなっていきます。
また、音の振動を繊維が吸収するので、外部に音漏れする量がどんどん少なくなります。セルロースファイバーの防音性の高さは、このような素材の特徴が大きく関わっています。

おうちのかなめでは「吹き込み工法」採用しており、専用の機械で吹き込むことで配管の周りなど他の断熱材では施工しにくい箇所にもしっかりと断熱材を充填することができるので、断熱が薄い箇所が他の施工方法に比べ少ないです。

このように、家を密封状態のようにすることができるため、高い防音性能を発揮することができます。

防音イラスト

防虫効果

セルロースファイバーにはホウ素が配合されてるため、基本的に害虫が付きません。

ゴキブリや木の天敵であるシロアリといった虫がホウ酸を摂取すると代謝できずに、巣に戻って死滅し、そのフンを食べた害虫も死滅するので巣ごと駆除することができます。

ホウ酸は自然の鉱物から造られた薬品で腎臓を持たない昆虫などには有効ですが、人間を含めた哺乳類に有害になる可能性はほとんどありません。
また、鉱物由来のため揮発しにくい性質で劣化しにくく、半永久的に効果が長続きすると言われています。

防虫イラスト

調湿効果

セルロースは水を吸収することができ、その吸湿性は繊維の直径や表面積によって変化します。そのため、セルロースファイバーは湿気を吸収して水分を保持し、乾燥した空気を吸収して湿度を下げることができます。

また、セルロースファイバーは湿気を吸収すると膨潤し、その間隙に空気を取り込んで保持することができます。 このように、セルロースファイバーは湿度を調整する際に、湿気の吸収と空気の保持を組み合わせて効果を発揮します。

この調湿効果は、室内の湿度を一定に保つことで、快適な居住環境を提供することに役立ちます。また、湿度を下げることでカビやダニの発生を防止することもできます。

防虫イラスト

防火効果

セルロースファイバーは新聞紙を原料にしているため、燃えやすい思われがちですが、他の断熱材と比較しても防火性能が高くなっています。

その理由はホウ酸が配合されているからです。ホウ酸には難焼性という特徴があり、火がついても表面が炭化し炎を遮断し燃え広がるのを防ぐ力があります。
また、セルロースファイバーは密度が高く酸素が入りにくいのも火の広がりを防ぐ理由の一つです。

防火イラスト

安全性

セルロースファイバーの原料は木材から抽出した繊維を使用したパルプ(新聞紙)、鉱物由来のホウ酸など全て自然素材を使用しているため、化学物質が揮発する恐れが少なく、ホルムアルデヒドから引き起こされるシックハウス症候群になる可能性が低い断熱材といえます。

また、火災が起こった際、燃え広がりを抑え、有毒なガスも発生しない点も特徴です。

防火イラスト

環境配慮

セルロースファイバーは、新聞古紙からリサイクル生産される天然繊維(パルプ)や鉱物由来のホウ酸といった天然素材でできた断熱材です。

ガラスを原材料とした鉱物系断熱材であるグラスウールや、石油から製造する化学発泡プラスチック系等の断熱材と比較して、製造時のエネルギー消費やCO2排出量が非常に低いので、人や環境にやさしい断熱材と言えます。

防火イラスト

セルロースファイバーのデメリット

セルロースファイバーのデメリットとして、材料の他に施工にも施工の知識と経験をもった職人が必要になってくるため、費用が高額になる点が挙げられます。
「おうちのかなめ」では「セルロースファイバー」を施工経験が豊富な職人が所属しているので、材料から施工まで一気通貫で行え費用を抑えながら「セルロースファイバー」を提供することができます。

セルロースファイバー施工の価格 ※1㎡あたりの価格です。断熱材の価格は含まれていません

壁断熱
¥1,800/㎡
天井断熱
¥2,600/㎡
屋根断熱
¥3,400/㎡